« 2008年5月 | トップページ

2008年6月

2008年6月27日 (金)

偽証罪

「金色のガッシュ!!」原稿紛失事件で小学館を提訴した漫画家の雷句誠氏は自身のブログの中で
「裁判所に提出する文書です。ウソを書いて提出すれば罪になる事ぐらい、自分は知っています。」と書いているが、これは間違いである。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると
『偽証罪が成立するためには、「自己の記憶に反した陳述」(故意)であることが立証されることが必要であり、「陳述内容が客観的真実に合致していない」(過失)だけでは偽証罪は成立しない。
また、偽証罪の対象は「法律により宣誓した証人」(法廷証言)に限られるため、書証として提出される陳述書の偽証(虚偽記載)は、もとから偽証罪の対象とはならない。』

(出典:フリー百科事典『ウィキペディア Wikipedia』)

となっているため、裁判所へ提出する陳述書や準備書面などの虚偽記載では偽証罪の対象にはならない。

実際、小学館サライ著作権侵害裁判の被告である小学館側の準備書面や陳述書には数多くの虚偽記載が見られるが、事実無根の悪意に満ちた内容であるにもかかわらず、この証言(聞き取り調査などを代理人がまとめた書面)をした編集者は罪には問われてはいない。
もちろん、虚偽が判明すれば裁判上、不利になることは当たり前なのであるが、そのリスクを犯してまで虚偽を述べたてるのである。
裁判官に悪い印象を植え付けるための戦略なのかも知れないが、これまで一緒に雑誌作りをしていた編集者も、裁判となると一転して会社のために平気で嘘をつく

写真のポジ原稿を引渡す際には、時間の許す限りマウントしたものを引渡しており、さらいについても例外ではなかったのだが、現編集長のOJ氏(提訴時の副編集長で問題発覚時の交渉担当者)は、自らが設問したアンケートに対して
「マウントとマウントなし(スリーブのまま)の割合は半々ぐらいでした。」
と、回答しているが、実際には現編集長OJ氏へ引渡した195本のフィルムでスリーブの状態で引渡したものは1本もなく、すべてマウントした状態のポジフィルムを引渡している。

上記の例、現編集長の回答については「記憶違いだった」の一言で済まされてしまう可能性もあるが、以下の例は全くの捏造、誹謗・中傷の類である。

『O氏は、回答書4~5頁において、「加藤氏から請求のあった経費の中で、宿泊ホテル代の明細に「有料ビデオ」代が含まれていたため、仕事とは関係ないと判断し、ビデオ代を差し引いた金額を支払ったことがある。」などと述べています。
しかし、私が控訴人に請求したことがあるのは、フィルム代、現像代、交通費のみであり、宿泊費は一度も請求したことはなく、当然、請求していない宿泊費に何かが含まれて支払われることもありえません。ここまでくると、こうした回答は、単なる勘違いや混乱というよりも、私に対する中傷を意図したものと思えてきます。』控訴審・陳述書(4)(被控訴人 平成19年11月22日付)

回答したサライの担当だった女性編集者O氏は、裁判の中で誹謗・中傷とも取れる捏造した回答をしていながら、法廷証言ではないから罰せられることもない。
この担当編集者は、一度も請求したことも支払われたこともない宿泊費から有料ビデオ代を差し引いて支払ったというのだから、呆れるしかない。
これが日本を代表する大手出版社(だった??)小学館の今の姿である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月17日 (火)

原稿紛失

原稿紛失という問題は、なにも小学館に限ったことではない。
しかしながら、当方が提訴した「小学館著作権侵害裁判」にせよ漫画家の雷句誠氏が提訴した「金色のガッシュ!!」原稿紛失事件にせよ、なぜか小学館が引き起した原稿紛失事件が突出して問題がこじれているように見受けられる。
これはもちろん、著作物たる「原稿」を大切に扱わないと言う、小学館の誤った著作権認識により引き起こされたものなのだが、裁判の中で「原稿」について被告小学館が主張している内容は、誰が見ても無理がある驚くべきものだ。
愕然とする内容ではあるが、裁判の中での主張であるから、当然だが小学館の「原稿」への考え方が、そのまま反映されている。

被告準備書面(1)11ページ(PDFファイル)
 『被告は、引渡を受けたポジフィルムについては、自己の所有物であるから、サライに掲載使用したか否かに関わらず、管理処分権を有している。つまり、サライ発行後もこれを保管するか破棄するかは、法的には被告が任意に決定しうる問題である。
 サライ編集部において、掲載使用しなかったポジフィルムを順次写真家に渡すのは処分行為であり、借り受けた他人の財産を返還しているのではない。』

被告小学館の主張する「借り受けた他人の財産」、すなわち写真原稿にせよ、漫画原稿にせよ、他人の「著作物」とは考えていないのである。
他人の「著作物」ではないものを大切に扱うハズはないし、たとえ紛失したとしても「自己の所有物」の紛失だから損害は生じない……のだと。
紛失しても誠実に対応しないのも当たり前、話がこじれるはずである。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月 8日 (日)

お家芸?

小学館が週刊少年サンデーで「金色のガッシュ!!」を連載していた人気漫画家、雷句誠氏のカラー原稿を5枚紛失したとして損害賠償請求訴訟を起こされたと言うニュースが駆け巡った。
それに関係するのかどうかは不明ではあるが、当ブログと「小学館著作権侵害裁判報告」サイトへのアクセス数がここ数日激増している。

漫画のオリジナル原稿の価値について論じる立場にはないけれど、小学館が紛失してしまったポジフィルムに対する「補償金」を1点あたり10万円支払った例を考えると、人気漫画家が手書きした原稿を紛失してしまった「補償金」にしては、相当に作者をバカにした金額に思える。

小学館は「小学館著作権侵害裁判」でも写真の原稿、ポジフィルムを大量に紛失しているが、小学館側はフィルムや現像代などの「材料費」を支払っているから著作権は写真家にあるもののフィルムの「所有権」は小学館にあるなどと主張する始末。

今回の雷句誠氏の裁判でも、「紙やインク代は支払った原稿料に含まれている」ので材料費は小学館が支払っているのであるから原画の所有権は小学館にある……などと主張するかもね?
写真に限らず、著作者から預かった原稿を紛失するのは小学館のお家芸?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年5月 | トップページ